代表者あいさつ

WT税理士法人_悠々相続_板倉京_プロフィール

いきなり身内の恥をさらすようですが……。

私が社会人1年目の年に、母方の祖母が亡くなりました。
母は3人姉妹の長女で、祖母は私たち家族と同居していました。母の姉妹はとても仲が良く、家族ぐるみでつきあい、その子供である私たちいとこ同士もとても仲良しでした。
でも、祖母の相続で事態は一変しました。あんなに仲の良かった3人が、祖母の相続をきっかけに不仲になってしまったのです。あのころは私も若かったので、具体的にどんな諍いさかいが3人の間にあったのかは知りません。とにかく、その後もずっと不仲は続き、冠婚葬祭以外、顔を合わすこともなくなってしまいました。
身内が言うのもおかしいかもしれませんが、うちの母もおばさんたちも、とてもい人たちで、決して欲張りなんかじゃありません。お互いを思いやる本当に仲の良い姉妹だったのです。しかも、祖母は資産家ではありませんでしたし、母も母の姉妹も決してお金に困ってなどいませんでした。そんな善良な普通の家族に突然、こんな「つらい相続」がやってきたのです。
母は祖母の相続で、最愛の母だけでなく、大切な姉妹まで失ってしまったのです。(祖母の相続から20年以上経った今、また3人は仲の良い姉妹に戻り、一緒に旅行に行ったりし始めました。母は本当にうれしそうです)
相続は突然やってきて、こんな風に亡くなった家族だけでなく、残された大切な家族まで奪ってしまうことがあるのです。それ以外にも、思わぬ相続税の負担に大変な思いをする人もいます。

でも、こんな「つらい相続」も、事前の準備をすることで防ぐことができるのです。
だからこそ「相続対策」が重要なのです!

しかし、実際「相続対策なんてしていない」という方は、少なくないようです。
では、なぜ相続対策をしないのか。色々な方のお話を聞いていると、しない理由には、大きく次の3つのパターンがあるようです。

① しなくていい派
相続対策の必要性がわからない

「うちの子供は仲が良いから大丈夫」
「うちには大した財産がないから大丈夫」
「我が家に限って相続で困ることはない」

② 後でいい派
相続対策は必要かもしれないけど、今はいい

「そのうち、我が家も相続に備えようとは思っている。そのうちにね」
「なんだか面倒くさそうで億おつ劫くうだから、とりあえず先送りしている」

③ やり方がわからない派
相続対策は必要だと思うけど、はじめ方がわからない

「相続について真剣に考えようと思っているけど、どこから手を付けていいのかわからない」
「父に相続対策をはじめてもらいたいが、どう切り出せばいいかわからない」

相続対策を「しなくていいと思っている方」も、「後でいいと思っている方」も、本書を読んで、「相続対策をしたく」なっていただきたいと思います。また「やり方がわからない方」も、相続対策の手順を説明していますので、是非参考にしていただきたいと思います。
本書では、相続対策をしなかったために、残された家族が経験した「つらい相続」を紹介しつつ、相続にはどんな落とし穴があって、どんなことに気を付ければいいのか、どんな対策が必要なのかを紹介しています。他人の失敗(?)をみていただくことで、「こんな風にならないために、相続対策をしなくては!」と思っていただければ、と思っています。

私自身がむずかしい話をするのが苦手なため、「むずかしくない相続の本」になっていると思います。

仕事柄「つらい相続」を迎えた方のご相談を受けてきましたが、みなさんご苦労されていました。こんな「つらい」こと、事前に防ぐことができるなら、是非防いでいただきたい! と思うのです。

本書をきっかけに「相続対策、やっぱり今はじめよう!」と思っていただけたら本
当にうれしいです。本書を手に取っていただき、ありがとうございます。


板倉 京
いたくら みやこ

WT税理士法人 代表社員
㈱WTパートナーズ 代表取締役
㈱ウーマン・タックス 代表取締役
メディケア生命保険㈱ 社外監査役
税理士・IFA

成城大学卒業後、保険会社・財産コンサルティング会社、税理士法人等で税理士業務に携わる。
2005年 板倉京税理士事務所を開業
2009年 開業独立している女性税理士の組織 ㈱ウーマン・タックス設立
2014年 WT税理士法人設立
2016年 資産コンサルティング会社である株式会社WTパートナーズ設立
2016年 メディケア生命株式会社(住友生命100%子会社)社外監査役就任
あさイチなどのテレビ出演や全国での講演、書籍の執筆などの活動も多数。